来週の雰囲気
この夏は振り返って見ると 途中に下げはあったものの 想定通り ジリジリ上げて来ました。
ジャクソンホールの講演では テーパリングを強めに匂わせたようですが、それがキッカケで大変動が起きなかったようなので、うまく織り込みが進んでいたのかもしれません。
ただ、ここからは 動きが大きくなりがちな秋の季節に差し掛かってきます。
やはり一番のリスク要因は中国のように見えます。
デルタ株の拡大による社会の動揺というテールリスクまでは行かなくても、大規模な行動制限や政府の規制強化による経済活動の鈍化は少なからずあるように感じます。
米国自体のテーパリングやインフレ高進の可能性、こうした中国のリスク要因を鑑みると、上方向のリスクはあまり見当たらなく、下方向のリスクが散在しているように見え、しばらく慎重になってもいいのではないかと思っています。